2012年3月22日

I Want To Be Happy (守安祥太郎, 幻のモカンボ・セッション’54)
日本にもかつて、とてつもないピアニストが居ました。名を守安祥太郎と言います。この録音は1954年のヨコハマ。54年と言えばあのマイルスデイビスでさえまだ自分のバンドサウンドを確立しきってなかった頃です。そんな頃の日本でこんなにも熱い、自己主張の強い本格的なジャズを演奏していた人たちが居たんです。今聞いても全く色あせることの無い偉大な名演だと思います。高校生のころこれを初めて聞いたときの衝撃は今も全く忘れることが出来ません。守安さんはこの録音の数年後に山手線に飛び込み自殺を遂げてしまいます。

I'm Getting Sentimental Over You (Russ Freeman & Shelly Manne, One On One)
敬愛するシェリーマンのドラムとラスフリーマンのピアノのデュオ。シェリーマンはベースを入れないとかピアノを入れないとかいくつもの変わった編成で自身のドラムをフィーチュアした録音を残しています。ベースが無いというのは合奏上非常に困難が多いのですがこの人たちはなんらそれを感じさせることの無い、自由で刺激的な演奏を繰り広げています。これも高校生のころに初めて聴いて強い衝撃を受けたものです。シェリーマンはワイヤーブラシという、細い針金が200本ほど束ねられた道具を使って、繊細でいてダイナミックな見事な演奏を披露しています。

Bach: Capriccio On The Departure Of His Most Beloved Brother, BWV 992 - 1. Arioso (Leon Fleisher, The Journey)
レオンフライシャーはアメリカの偉大なピアニストです。若くして将来を嘱望されながらも身体上の障害に見舞われて非常な困難と向き合うことになったフライシャー、弛まぬ努力と強い精神力で後年ステージピアニストとしてカムバックしました。数年前に来日し当店の地元、武蔵野文化会館でも素晴らしいステージを見せてくれました。大勢のスタンディングオベーションを受けたフライシャーさんの満ち足りた表情が忘れられません。

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バランサ

Author:バランサ
店名はバランサと読みます。吉祥寺では貴重な、エリア的にも内装的にもとても落ち着いた店ですので、ぜひお立ち寄りください。
文筆のプロ選定の古書販売「本棚屋」、毎週木曜はネットラジオの公開生放送、その他月イチ程度でクラシックかジャズの企画ものライヴなど、いろんな企画を敢行しております。

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