2012年5月17日

Cherokee (Bud Powell, Jazz Giant)
ジャズのスタンダード曲で超アップテンポと言えば真っ先に挙る曲。こういう曲をばりばり弾く奏者を「超絶技巧」なんて言って技術の指標にしてる愚かなジャズ評論家が時々います。こういう曲もそれなりに難しいことは難しいですが、ほんとに難しいのはむしろ遅い曲です。速い曲でドライブ感が出るのは当たり前。遅い曲でそれが出来る人は古今東西に数少ないと思います。バドはその数少ない偉人です。

Lullaby Of Birdland (George Shearing, Lullaby Of Birdland)
シアリングという人は盲目の人で、昔来日の折に盲導犬の帯同に関して当局と揉めたことがあったらしく、それ以来来日しなかった人だったように記憶してます。シアリングはビブラフォンとギターを加えた編成で独特のサウンドを作り出した人で、私としては「九月の雨」という曲が最もその持ち味が生きた代表曲だと思うんですが、後のメルトーメとのデュオなどでも当曲が売りだったこともあり、バードランドの子守唄のシアリング、という感が強くなっています。

But Not For Me (The Modern Jazz Quartet, Django)
MJQは大変長寿バンドでして、30年以上も活動を続けました。ただ、個人的にはこのバンドでの成功的活動がミルトジャクソンという不世出のビブラフォン奏者の活動範囲というか可能性を狭めたのでは、と感じています。ま、本人は大きなお世話というかも知れませんが。そのミルトジャクソンもとうに鬼籍に入っています。

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バランサ

Author:バランサ
店名はバランサと読みます。吉祥寺では貴重な、エリア的にも内装的にもとても落ち着いた店ですので、ぜひお立ち寄りください。
文筆のプロ選定の古書販売「本棚屋」、毎週木曜はネットラジオの公開生放送、その他月イチ程度でクラシックかジャズの企画ものライヴなど、いろんな企画を敢行しております。

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